アンディーさんの旅日記「銀川お決まりツアー その1」





“銀川お決まりツアー その1”

  6月1日(木) 晴 銀川

  今日から、1ヶ月ぶりにまとめて休みをもらった、第1日目だ。
明日からは、3日間の西安観光に行くことが、決まっている。

“さーて!今日はどうするか−?”と最年長のF氏が言う。
“お決まりパターンの、銀川街ツアーに出かけるか”と朝食のトーストをかじりながら、
組合長のD氏が言う。

  このゲストハウスの朝食は、トーストとジャム
(バター、チーズがいいんだけど、スーパでもほとんど見たことがない)、
それに、中華スープ、目玉焼又はゆで卵と、あと3品ぐらいの中華料理。
どれでも、取り放題だが、口をつけるのはいつもトーストと卵だけ。
あとは、煮え立って泡を吹いている、ホットコーヒーかホットミルクである。
“これは、エスプロッソか?”とまじめに飲んでいるのは、私だけではない。

筋肉マン M氏は、いつもの朝食メニュー! ゆで卵を5個とサラダ、しかも、
卵は白身しか食べず、黄身がまん丸の形で、そのまま皿に残っている。
“おい! M氏! 人の分まで食べるなーー!”そんな事おかまい無しのが、彼の性格だ。
“今度、いっぱいスーパで調達してくるから、勘弁してーー!”
“これがないと、どんどん筋肉が衰えてしまうーー!”

ここのゲストハウスに来る前のホテルでは、トレーニングジムがあったために
毎日通っていたが ここに来てからは、それもできない。
それでも、週に2回ほどは、タクシーでそのためだけに前のホテルへ行って、
有料でトレーニングをしているくらいの、熱心ぶりだ! 敬礼!敬礼!

  部屋で支度をした後、フロントのロビーでタクシーを待つ。
今日のフロント係りは、お気に入りの劉ちゃんだ!“かわゆーーーい!”
20分くらいすると、やっとタクシー到着!だから、へんぴなところは、いやんなる。
お決まりツアー参加者は、最年長のF氏、組合長のD氏、PC気違いのA氏、M氏に私である。

会社の社員寮の近くで、タクシーを降りた。目指すは、ボーリング場!
中に入ると、中国赴任のO氏と現地調達の女の子が、待っていて合流。
さすがに、平日とあって客は一人もいない。

  従業員は、若い女の子が10人ぐらい、ヒマそうにこちらを見てる。
“さあー、はじめるかあーー!”
まず、ボーリングシューズを借りると、靴といっしょに靴下まで出してくる。
よほど、中国人の足は臭いのだろうと、鼻に近づけてにおいを味見。ウワァーーー!
(どんなにおいだったかは、御想像におまかせする)
中国でのボーリング場って聞くと、汚くて古くさいって、イメージを持っている人が多いはず。
なんの、なんの、全自動コンピュータ装備の最新式。
それに、対比してボールのみすぼらしい事、なんの!
思わず、指を入れる穴に鼻を近づけてにおいをかぐ。
ウワァーーー!(どんなにおいだったかは、御想像におまかせする)

  ここでのヒーロは何と言っても、最年長のF氏だ。
会社のボーリング部に所属し、アベレージは180。数多くの大会優勝経験を積む、強者だ!。
(誰にでも、1つはとりえがあるものだ・・といいきかせる)
F氏が、ストライク、ダブル、スペアーを取ると、わー!と言う歓声と拍手の嵐!
いつのまにか、従業員の女の子達全員が、我々の後ろに並んで、応援してる!
正確に言うと、F氏だけのうしろと言った方が…(怒!)

何回も見ている彼女たちは、F氏の事をよく知っているらしい。
またも、拍手歓声の嵐! 嵐!嵐! 嵐はジャニーズだけで十分だあーー!ム?
我々は、やりにくくてしゃーない。
私も、この日は、調子よく160以上のスコアだったが、影は大変薄い! かなし−−−い!
♪ ヒーロー!、ヒーローに成る時、あーあ!それは今だけ! ♪
甲斐バンド? ちょっと古いかな!

  ボーリング場から出ると、いっしょにプレーした、O氏とその女は別行動となる。
(あったりめーか!)
ここから歩いて中国銀行まで行く。TC(トラベラーズチェック)を元に交換してもらうためだ。
銀行は、街のいたるところにあるが、外貨を扱っているのは、この中国銀行だけ!
不便でたまらん! 日本円の現金なら、ホテルでもブローカでも、簡単に換えてくれるんだが…。

  中国銀行は、街のメイン通り沿いにあり、外装工事中のため、現在は裏から周る。
中国では、現金だけが頼みの綱だ!カードはホテルぐらいしか使えない。
店に、クレジットカードの表示はあるが、中国国内で作ったカードだけが有効で、
外国人の持っているカードは一切使えない。
カード認証が世界レベルでできないのが、理由らしい。

仲間たちは、こぞって300−500$ぐらいを、平気で人民元に換えている。
交換された元は、とても財布には入らないくらいの、ぶあつい札束になっている。
“日本人って、やはり金持ちだなあ!”
交換された札束のなかには、元の下の角札、更にその下の分札まで混じっている。
日本で言う、子供銀行のおもちゃみたいな、ちっちゃな札で、しかもピン札である。
1分札(0.13円)など、どこで使うんだろう。
(このお札がどこで使い道があるのかは、後でわかる事になる)

  両替も終わって、ふところもあたたかくなったところで、
いざ街の中心街の歩行者天国に向かう。
銀行から、歩いて10分ぐらいである。
“おっ!おれの大好物の、メロンのアイスキャンディーがある!”
と早速買いに行ったのは最年長のF氏。
われもわれもと、みんなで露天のキャンディー屋に押しかける。
1個1元のアイスキャンディーを5個で4元にしろと値切っている。
おいおい!先ほど、たんまり元に換えてたかが1元を…!
値切るのは、現地人とのコミュニケーションであり、ゲームだ!
ええおとなが、キャンディーをぺろぺろしながら歩いて行く。

中国のアイスキャンディーは、形はまちまち、手で持つ棒はあちこちむいているのが、普通だ。
雑な中国人らしいと思うが、実はこれには訳がある。
夕方に商売が終わると、冷蔵庫の電源を切ってしまい、翌朝、また電源を入れて冷蔵する。
まさに、省エネ、アイスネキャンディーだ!
よって、何度も、溶けては固まり、固まっては溶けて、原形をどどめなくなっていく。
これが、ひとつひとつ手作りのように作られた、中国アイスキャンディーの真髄だ!
・・んな バカな!

  歩行者天国まで、やってきた。平日というのに、すごい人だ。
PC気違いのA氏とM氏が
“パソコンショップへ行こまいかー!”の合唱!
中国でも、パソコン関係の店屋はもちろん有る。
アメ横ビルのような、5階建てビルの、2階から上が、全てパソコン屋という
かなり大きな店屋である。

“最も仕事に必要な、観光写真の印刷用のカラーインクと、高品質プリンター用紙が必要”
A氏、M氏の合唱!!何が仕事だ!と思いながら、私も写真を撮ってもらっている者で…!
中国では、カラープリンターには、めったにお目にかかれない。
日本からカラープリンターを中国まで持ち込んでいるが、全く使われていない。
というのは、プリンターのインクが日本製の輸入品しかなく、3色もの1個で250元という、
とんでもない価格だからだ。

そのかわり、日本で数万円、数十万円するソフトウエアーが、5−10元で堂々と売っている。
もちろん、CDのラベルが変ですが…。それでも、バカスカ売れていく。
PC気違いのA氏も日本で120万円するCADのソフトを5元で買ってきている。
しかし、生のCD−Rが、7−8元ぐらいするのに、ソフトが入ったCD−Rが
それより安いとは、どうなっとるんじゃ!
この、不思議発見が中国を魅了するとこでもある。・・んなバカな!

“さあ!昼飯でも食うか!”
中国人の昼飯の定番は、牛肉ラーメン!
“ラーメン小”と言って、食券を2元で買い、
“香草、ブヨ!”と言って、コックに渡し、テーブルで待つ。
待つこと数分、出てきた。やはり、M氏だけは、香草入りだ!
“近くにいるだけでも、相当香うなあ!”

さらに、強烈な臭い背後から鼻をつく。
後ろの席で、ラーメンを食べようとしている中国人が、テーブルにおいてある
まだ皮のついた生のニンニクを、
バリバリむしって食べている。また、そのむしったニンニクを、どっさりラーメンの中へ。
うひょー!豪傑無比!でも、すごい臭いが周りに散乱!
よく周りを見ると、量は別にして、ラーメンの中にニンニクを入れて食べている人は少なくない。
もちろん、ニンニクはただ!

“こりゃー!精力と力がつくはずだ! 中国人は!”M氏が呆れ顔で言っていた。
みんなも、うなずいて、納得、納得!
“ラーメンに納豆入れて食べる日本人といっしょだ!!”
おいおい! そんなやつおらんぞ!いくら、日本人でも。

私は、ラーメンの小盛でも、全部食べられず、少し残してしまった。

  昼飯の後は、お決まりの買物ツアーである!

****TO BE CONTINUE****

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