アンディーさんの旅日記「番外編ロンドン2」

番外編ウースター 番外編ロンドン1 番外編ロンドン2 TOP





“ロンドン その2”

“へーー!! ロンドンにも中華街があるんだー! 行こ行こ!!”

確かに、工場のあるウースターでは、夕食といえば、チャイニーズ、イタリアン、
インド料理にハンバーガをローテーション。
ヌードルスープは中国レストランで食べれるが、ラーメンはない。

  ソーさんに連れられて、なんか人がいっぱい集まっているところ出る。
“すっげー人だかり、個人パフォーマンスを見せてる人が、いっぱいいる”
なるほど、歌ってる人、演奏している人、踊ってる人、仮想している人、手品をしている人、
お笑いコミックをしている人など、さまざま。
その周りを、また黒山の人だかり。東京の原宿みたいな感じかな。

  そのパフォーマンス広場をぬけたところに、ちょっとした路地があり、
その両側はまさに中華料理の店屋だらけ、歩いている人もアジア系の人が圧倒的に多い。
もうちょっと行くと、ラーメン屋がずらーりと並んだ路地に入る。
ちっちゃな店屋ばっかりが集中してて、どの店の店先にもけったいな動物類や野菜などが、
無造作に紐でつるしてある。
においも、独特なものがあたり一面に漂っている。

そのうちの1軒にはいる。ちょっと遅めの昼食。
わけのわからん種類のラーメンのメニューが、たくさん並んでいる。
ここでも、ソーさんの本領発揮。ひとつひとつ何のラーメンか説明を詳しくしてくれる。
もう、ありがたいことですよ!
牛肉ラーメンと鶏肉ラーメンをそれぞれ注文。

待ちこがれたラーメンが出てきた。
もう、具が大量に入った超大盛りで野菜もたんまりはいってる。
だしは、鶏がらっぽく、とんこつラーメンを醤油で味付けてちょっとくどめにしたような味。
見た目は悪いが、味はまずまず。
麺は、ふとめでちじれており、短く切られてたまご麺に似ており日本のものに近い。

  もう、腹がはちきれんばかりになって、店をでる。
“イギリスに来て、絶対太ってしまってるなあ!! だって、このジーパンのベルトが・・”
とI氏が言う。私も、同じ事を口には出さずとも、思っていた。

“さあ、次なる目的地は、グリニッジ天文台だ!!”(Greenwich)
地下鉄でウエストミンスター駅(Westminster)駅まで行く。
ここは、ロンドンでも有名なビッグベン(国会議事堂)があるところだ。
グリニッジには、ここのウエストミンスターブリッジの下からテームズ川を船で下って行く。
別に、わざわざ船で行く事もないのだが川から見るロンドンの街も、
一味違うのではと思い・・・。

  船は、結構でっかい物で250人くらいは乗れそうな大きさである。
グリニッジまでは、約1時間の船旅。船に揺られながら川沿いの町並みを見ていると、
突然マイクの声が・・・・。
黒い帽子をかぶった黒人のふとっちょブルートー(ポパイの悪役)が、何やらべらべら
しゃべり出したのである。
周りのお客は、彼のしゃべりを聞いて爆笑の渦である(キョトン??)
ブルートーは、この船のエンターテナーでいろいろ観光案内の説明やら、
ビルや建物の由来や名前の案内を冗談を飛ばしまくりながら、大変盛り上がっている。

“おいおい! なにが始まってんだ、さっぱりわかんね〜!!”
そうです。われわれ日本人には、ブルートの冗談が何がおもしろいのか理解できないのだ。
どこで冗談を言ってるのかさえも・・。
なんか、周りのえらい盛り上がりの中で、3人だけが当然の事ながら、浮いてしまっている。
“ええーい! わからんでも、雰囲気で笑ってしまおう!!”
そう、理解なんてしようと思わないで、みんなが爆笑したときは、つらられて爆笑、爆笑!
なんか、こうしてるとのってくるんですねーー!!

ブルートーは、グリニッジに着くまでの1時間、もうしゃべりっぱなし。
“もうそろそろ、ポパイが出てきて、ブルートーをのしちゃうんだが・・!!”
グリニッジの桟橋に着く直前に、ブルートーが、最後の挨拶冗談を言うともう、大拍手喝采!!
あっという間の1時間であった。

  そうこう言う間に、ブルートーは、かぶっていた黒い帽子を脱いで、手に持ちお客さんの中を回り始めた。
そしたら、お客さんたちは、その帽子の中に小銭を投げ込んでいるは、いるは!
ちっちゃい子供たちなんか、寄りそってわざわざ握手して投げ込んでいる。
それに応えるように、愛想よくブルートーは振る舞っている。
まさに、漫画とは違うヒーローブルートーである。

  グリニッジ桟橋を降りると、すぐ前に大きな海賊船が、実物大で展示してある。
“これは、でっけい帆掛け船だ! さすが、世界をまたにかけた大英帝国!!”
ここから、天文台までは数キロあるが、もちろん徒歩。
のどが渇いたので、途中のコンビニでミネラルウォータを買って、飲みながら歩く。
結構観光客がいるが、日本人はほとんど見かけない。
5分もすると、これまたでかい公園の入り口にたどり着く。

“あの公園の真ん中の、小高い山の頂上にあるのが、グリニッジ天文台だ”
M部長は、“まだあんなにあるのー? それも、山登りのおまけまでついて・・!!”
ここにきて弱音を吐いている。そんな部長におかまいなしに、どんどん山に向かって進む。
坂道に入ったが、これが結構きつい!! きつい!!
と思い、後ろを見ると、息絶え絶えの部長さんは、ずーっと後の方。
下から10分ほどで、頂上に到着。さすがに汗だくである。
さっき買ったミネラルウォータのうまいこと、うまいこと。

  頂上には、基準時計の掲げられた天文台が立っていた。
周りの360度のロンドンの町並みがよく見える、とっても景色がいいところである。
さわやかに吹き抜ける風が、大変心地いい。天文台のすぐ下に、経度0度の線がはいった看板がある。
ここで、I氏と0度線をはさんで記念写真!
“さあ、もう下へ降りていこうか!!” といっている間にM部長が汗だくゼイゼイ状態にて、到着!!
“M部長!! さあ、降りますよー!!”
“おまえらなあ、ハアハア! ちょっと、ヒイヒイ 待っとれやー!! ウゲッ”
もう、足もよれよれ状態のM部長を見て、ブハッ! ブハッ!! ハハハ!!!!
“年寄りをいたわるのが、若者の役目だぞー!!アヘアヘアヘー!!”

  帰りは、また同じように船に乗って、ビッグベンまで。
行きと同じパターンでブルートーの親戚のフルートーの案内説明があったが、
疲れてしまって1時間ぐっすりねんね、ねんね!!でした。

  あーあ、ホテルへもどって、イギリス工場のご進呈されたディナーでもよばれましょうかね〜!!
船を下りて、時計を見ると午後6時半でした。

上へ戻る



[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析